ビアンキの黒歴史バイクのアレ

さて、あれから何年が経過したでしょう。

 

引っ越しもしたり、ダチが死んだり、パンデミックになったりですが、妹からクリンチャーのリムをもらったので、組むことにしました。

 

で、いきなり出来上がり近く。

 

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あとはクランクとトランスミッションをつければ完成というところまで来ました。

 

特にフォーク周りは苦労しました。何がって、1インチのアヘッドのパーツ選びです。

 

無論この頃のビアンキは、なんちゃってビアンキですから、サイズもJISな訳でして、しかも1インチです。元々はスレッドの安物サスフォークで、折れて障害が残る大怪我をした人もいたそうです。

 

そもそもRSTのサスなんて信用できないし、なんちゃってビアンキは、正直どうかと思うわけなんですが、クロモリフレームのMTBフレーム、しかも700Cとなると、意外にカブらない存在です。

 

1インチのスレッドレスフォークは、なんとか見つかりました。イタリアンのフォークなら、まだebayにあります。でもロード用が多くて、クロスバイク用はほぼ皆無。結局Amazonで見た目がアレな700Cのカンチ台座付きのものを買いました。

 

ヘッドパーツも、1インチ、イタリアンならありますが、JISはタンゲセイキのものが一つのみ。ステムも正直ほぼ絶滅。

 

皆さん、悪いことは言いません。オーバーサイズのフレームにしましょう。

 

今、コロナ禍でけっこうアメリカの人がバイクメンテ動画上げてますが、みんなディオーレのXTとか、LXのパーツ使っていて、ほぼ綺麗にするだけでうまくいってますし、交換部品もPaulとか、Wolf Toothとか高級品を使ってますね。

 

打って変わってなんちゃってビアンキは、トランスミッション以外はほぼノーブランド。地に落ちた時代のビアンキってホント、安物売りだったんだなぁって思います。

 

流用できるパーツはフレーム以外ほぼゼロ。シマノのBBもネジ部分が割れて使い物になりません。

 

まぁ、こんなの作っていた時代からよくぞブランドをちゃんと復活させたものです。

 

もしかしたらアメリカさんも、みんな吊るしなんかで使わず、カスタムチューンしたのかもね。

 

そう、シマノにしときゃ、20年保ちます。

 

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塗装も考えましたが、まず組めるのかが問題だったので、フォークは銀色のまま、フレームは錆びたままにしておいています。

 

ただバックストリートの文字は消しました。印象悪いので。

 

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ま、ここで書いてりゃ世話ないですが。

 

しかしまぁ、シマノMTBパーツってもうあまりないですね。ディオーレ自体があまりない。市場がロード中心になったので、MTBショップももうないです。

 

ロードはキャラに合わないんですよね。私。

 

でも海外通販ではけっこうまだあるみたいで、サドルはebayで買いました。

 

この後、クランクとトランスミッションを組んで、最後に街乗り仕様に改造したいと思います。

 

リムはもらって完組に、7万円。ソコソコ安いパーツ使ってるとは思いますが…。全然割りに合いませんが、まぁ作るのは楽しいので良いです。

 

 

 

 

2020年の総括ライブ配信について

実は今年は、昨年に引き続き、ライブコンサートのプロデュースを考えていたんです。

 

予算は50万円ぐらい。川崎の地元でフェスタもやると言うので、それに乗っかってステージにアーティストを呼んで。なんて事を考えていたし、年末ぐらいには、知り合いのアーティストを呼んで、俺フェス的な事をやりたいと思っていたんです。

 

機材はレンタルして、最悪、ギャラは俺が出して。なんてね。

 

ところが1月に入るとコロナでフェスタの話が頓挫。3月にはフェスタは中止が決定的に。若干消沈したところで、マチケンさんに声かけたんです。

 

オンラインやりませんか?なんの儲けにもなりませんけど…。

 

って呼びかけました。実は何人かに声かけしたのだけれど、二つ返事だったのはマチケンさんだけだったのです。

 

マチケンさんはおれのライブイベントで最初にやってくれたアーティストでもあります。

 

まずは新宿の弟のスタジオで、マチケンさんのFacebookアカウントからゲリラ配信しました。

 

直前アナウンスにも限らず、40人ほど観てくれて、非常事態宣言直前に意気消沈していた人たちを元気づけることができたのに感動しました。

 

その際に、仲間も引き摺り込んでやろうってマチケンさんが言ってくれ、非常事態宣言が明ける頃には、中華街のギャラリーソコソコでやらしてもらう手筈にしていただき、最初のゲストはアンディーさん。

 

あのサックス。今でも忘れられません。しかし肝心の配信は大わらわ。現場な卓は故障。PCはマシンパワーが足りなくて、カクカクになってしまい途中で止まったり、散々でした。

 

ほんと初回に参加いただいたアンディさんにはいつか恩返しを…。

 

そして2回目のゲストはハーモニカの倉井さん。ソコソコの2階に場所を移しての配信でした。この回から現場音響のけいちゃんが参加。そして、素晴らしい演奏でした。現場では。

 

撮影場所がイマイチでしたが、何人か来てくれたお客様は大層喜んでくれました。この時は後輩のサイコさんも呼んでZoom配信も試みました。アレはまたやりたいですね。Zoomってのは、普通の人を呼べると言うのが良いです。ライブ会場って、サブカルマニアしかいないですからね。いつかまたやりたい。

 

俺の悩みはなんだったのかと言うと

 

なんにつけても、「ライブを配信できてねぇ」ってヤツでした。

 

マチケンさんのライブの魅力は、オフマイク、オンマイクを巧みに使ったハコ独特の歌なんですが、オフマイクになると配信の音が途切れてしまいます。

 

そこで実は弟の得意なスタジオ音響と、現場音響の違いの議論に発展してゆきます。

 

わかってなかったんです。俺が目指していたのは、YouTubeに出ている、タイニーデスクコンサート。

 

業務モデルもとても興味深く、音響にとどまらず、興行デザインの秀逸さが、目をひきました。そして、アリシア・キーズのあの歌を観た時これだっ!って思ったんです。アリシアは完全にオフマイクで歌っていて、素晴らしいコンサートになってるんです。

 

どうにかして俺たちもああ言う風に行きたい!しかもライブでやりたい!これが目標になっています。

 

次のゲストは、オルガンの山口さん。今度こそ!だと思ってマイクを増やして臨みました。やはり演奏は素晴らしい!ただ、持ってきた器材がピーキーだったので、大変すぎると言う事で

 

スタッフが新宿に集結。現場音響と、配信音響を2系統にする方式が最も良いと言う結論になりました。

 

現場音響をけいちゃんに作ってもらい、アンビエントで拾う。アンビエントで拾った音をコンプレッサーで整えて、スタジオ音響の弟が配信卓に流し込み、配信する。この方法がベストだと。

 

音響の役割が二人必要だったわけです。

 

ようし、今度は上奥さん、カズくんとトリオの演奏だし、バッチリ決める予定でした。ところがセットアップ中に、現場卓がまさかの故障。コンプレッサーとして期待した配信卓をバックアップ卓にして、バックアップ用の配信卓を配信用にして…。

 

最後はアンプからのバズが解消せず、MCの音を絞るハメに。

 

うまくいかないものだなぁ…。

 

しかし意気消沈もありつつ、映像を見てみると、あれっ、だいぶライブ感あるね!仲間も見てくれてすごく良かったと反応がありました。

 

そして気づいたのです。

 

俺フェスやってるな。今この瞬間。コロナとは?なんだったのかと。

 

やり方には大きな見直しが必要でした。でも音楽はいつでも何も変わらず素晴らしく、全力を注ぐにふさわしい芸術です。

 

次回は2月ぐらいに。

 

1年間の総決算としてバッチリ決めたいと思います。

 

今年はなんといってもフェス仲間(?)、そして大好きなアーティスト、マチケンさんのおかげで、目標に近づいたと言えるでしょう。

 

参加アーティスト

ホスト

町田謙介さん

ゲスト

アンドウケンジロウさん

倉井夏樹さん

山口ゆきのりさん

上奥まいこさん

カズさん

 

スタッフ

ギャラリーソコソコオーナー

トモコさん

現場音響

けいちゃん

配信音響

ぶんごさん

システム担当

キムラさん

Zoomスタッフ

サナイサイコさん

スペシャル・サンクス

ウタさん

ミゾさん

 

本当にありがとうございました。また来年もね!

 

ノーリスク中古車のこと

私、中古車が大好きで、車は基本、中古で買っています。

 

夢がありますよね、昔500万円だったアルファロメオも、中古なら70万円で買えました。マグネシュームホイールと社外マフラーもついていました。車が大好きな人でも新車にこだわっていたら、車人生40年として、4台ぐらいしか乗れません。

 

私、今は20年以上前のフィアットに乗っています。車としては7台目。そのうち5台がヨーロッパの中古車です。特にフィアットは大好きです。

 

20年前の中古車、しかもイタリアのくず鉄同然の車を何故買えるのかって話なんですけど。

 

今は正直ほとんどリスクないです。20年前はディーラーですら故障修理できませんねした。新車ですらです。なぜなら、彼らは販社でほとんど車のことなんて知らないんです。泣き寝入りってホントにあったんですね。その頃からイタ車は壊れるって話でしたが、そもそも中古車って壊れるんですよね。

 

直すやつがいなかっただけなんです。

 

でも今はインターネット社会で、情報がすごく多く、町工場レベルのショップでも色んな車をメンテナンスできます。

 

パーツもほとんどDIYで取り付けられるし、情報交換から、非常にハードルが下がっています。僕もパーツはe-Bayで買ったり、リペアしたりして、DIYでけっこうやっています。

 

性能は・・・今の車の性能ってほとんど安全性・環境性能に振っていて、今のスポーツカーを買うより、昔の普通の車のほうがスポーツカーです。

 

その安全性というのも、スマホで大きく変わりました。今、あんまり高速ぶっ飛ばす人っていないんですよ。スマホのナビの言う通り走っている。

 

ランプウエイ近くではみんな減速してくれます。あおり運転なんかがだから目立つんです。ちょっと前までは高速乗ったら、2-3あおりなんて普通にありましたからね。

 

なので事故リスクも昔ほど多くない。事故はやっぱり狭い道とか、交差点とか渋滞で起きます。

 

スマホって本当にすごいです。僕のフィアットの製造年、1997年には当然スマホなんてないですから、なければタダの鉄くずなんですけど、スマホを搭載するだけで、ほとんど機能的には最新の車と変わらなくなります。

 

ナビ、ハンズフリー、音楽、すべてスマホでまかなえます。燃費計算や、通行料計算、着予測、渋滞情報。すべてスマホでわかります。

 

自動車保険さえ、スマホがあれば、なんとか手配できます。そう考えると昔は、真っ暗な中故障したらとか、様々なリスクがあったのですが、サービス社会、スマートフォン、カード決済などで大きく変わりました。

 

じゃああと残るリスクは?あんまりないんですね。そうなんです。

 

 

配信用マシンについて

まずい、ノーパソじゃ無理だ。。。

 

ライブ配信2回目をイベントスペースで行ったとき、1回目のパソコンのサイズが大きかったので、ノートパソコンにしてみました。2コアのCORE i5 5300UのVAIO。普通のビジネススペックパソコンです。

 

家の実験ではそこそこに動いた(気がした)ので、コレで行こう!と。ところが現場では動きがカックカク。何度か停止してしまい、散々でした。それだもみんな楽しんでくれていたようなので、なんか申し訳なくて。

 

問題はCPUコアが足りない、画像処理が重い、そして、メモリーの不足です。つまり全然ダメ。配信はビジネススペックではダメなのです。

 

そこで必要スペックを見直しました。

 

4コア以上のCPU。外付けのGPUを持つワークステーションで、メモリーは8Gバイト以上。配信にも編集にも使えるもの。そして何よりバックパックに入るサイズであること。

 

そうなると結構要求高いです。大きいパソコンを知り合いに売って、新パソコンを作ることにしました。

 

マザーボードはミニITX。

バックパックに入るサイズのSFX小型電源のミニケース。

 

コレが必須です。

 

ケースは選択肢がほとんどなく、Lian LiのQ21かディラックのDancaseA4-SFXの二択に近いです。他にも中華のものとかありますが、アクリルパネルだったり、少しサイズが大きかったりと、あまり良くありません。

 

A4-SFXは4万もする高級ケースです。しかも、フロントUSBは4.2のUSB-C。このフロントに刺せるマザーボードは数種類しかないです。AMDマザーボードはこの頃は皆無。

 

www.dirac.co.jp

 

もう一つのLian Liのケースは、グラフィックボードが170ミリまでの制限はありますが、価格も8,000円台と安く、大きさもバックパックに十分入ります。心配なのは熱対策で、CPUファンと電源ファンが、向かい合ってつくので、熱がこもりやすく、ケース内温度が上がりがちです。

 

www.dirac.co.jp

 

結局、価格と汎用性で、Lian Liに決定しました。

 

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CPUはAMDRYZEN 5 3600を選びました。実はコレを組む頃、話題になったRYZEN 5 1600AFや3 3300X も店舗で買えたのですが、画像処理用により多いコアが欲しかったのと、今更ZEN+もなぁと思ったので、オーソドックスな3600にしました。あとから思えば、1600や3300は値上がりしたので、惜しいことしたかなと思いました。転売するわけでもないので、いいんですけど。

 

www.amd.com

 

CPUをAMDにしたのは、マシンを組んだ時期がちょうどIntelが切り替え時期だったので割高だったこと、旧モデルはハイパースレッドがないものが多かったので、時期が悪かったからと言えます。今思えばi5 10400Kでも良かったかも。とは思います。でもRYZENで何の不満も問題もないです。

 

マザーボードGIGABYTEのAROUS B450 Pro。コレもB550に切り替え時期で、B450のミニITXはあまり選択肢がなく、ASROCKと比較して、見た目が良かったのと、表面SSDなので、GIGAにしました。裏面だと別にヒートシンクがいりそうだったので。B450は第3世代Ryzenが積めないので、いつか、B550マザーボードにしたいとは思ってます。

 

GPUは当初、ZOTACの1660Superにしました。ショートケースサイズしか入らないので、必然的にコレに。補助電源のいらない1650でもよかったですが、別のバソコンで、1660tiを使っていて調子が良かったのと、1660superにしとけば、なにかと不足もないだろうと思ってそうしました。結局コレは、Paritの1660tiにする事にしたのですが。。。

 

主にはファンの音がうるさく感じたからと言う理由です。性能に不満はなかったです。

 

結局、メインパソコンの1660tiと付け替えて、今はZOTACはメインパソコンについています。

 

www.zotac.com

 

Palitの1660ti

https://www.palit.com/palit/vgapro.php?id=3160&lang=jp

 

モリーは16GBのDDR4の2666。特に何の工夫もないです。アマゾンでやすいの買いました。オーバークロックモリーは安定重視で選びませんでした。だいたいいろいろ配信用にソフトを立ち上げると、6GBぐらい使ってたので、余裕を見て16GBに。逆に16GBあれば充分です。

 

ストレージはm.2SSDの512GB、NVMEのものです。クルーシャル。安定度で選んでいます。512GBであればm.2も2.5インチベイのSATAも値段が殆ど変わらないのです。ケースが小さいので、SATA電源の配線がいらないm.2にしました。m.2でもSATAがありますが、ビデオのような冗長なファイルを扱うなら、シーケンシャルアクセスが速いほうが良かろうとNVMEにしています。

 

www.crucial.jp

 

CPUクーラーはあまり選び用がなく、ノクチュアのNH-L9a。静音ファンなので回転数は多いですが、割と静か。性能はそこそこいいみたいです。あくまでそこそこにという事です。

 

noctua.at

 

電源はシルバーストーンの500W SFX。熱がこもりやすいケースでファンが止まるのも嫌なので、コルセアにはしませんでした。コルセアが高かったのもあります。SFX-Lも考えましたが、将来的に違うケースにするかもしれないので、SFXにしておきました。

 

www.silverstonetek.com

 

組む時の注意はあまりありませんが、CPUファンを吸い出しにすること、でもこうすると付属のネジが使えないので、針金で止めています。こうすることは、どこかのブログに書いてあったのですが、再度探しても出てこないので、もう信じてやるしかないです。

 

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キラキラもさせないので、あとは特に難しくないと思ったのですが、難関はグラボ。

 

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当初考えていたZOTACの1660Sのファン音が気に食わなかったので、大口径シングルファンのParitの1660tiにしたのですが、PCケースにGPUのファンケースが干渉して入りません。ファンを削る猛者もいますが、マザーボードを固定しているケースの側面板を外して、GPUをつけてからはめると、何とか収まりました。まとめてガシャっと入れる感じです。ケース内部を冷やすためGPUのファンはファンコンで、常時回転にしていますが、申し訳程度にしかなりません。

 

ケースは窒息させると良いという言うことなので、サイドパネルの穴は養生テープで塞いであります。

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こう言うことはなんか徹底的にやるべきらしいです。隙間をシールしたり・・・しかしまだ私は甘いので、この対策も気持ちマシか?ぐらいの話です。

 

おいおい徐々にやっていきます。

 

マザーボードの設定はちもろぐの、やかもちさんの設定を参考にそのままでやってます。オールコア4GHZの1.225V固定。どこまで効果があるかはわかりません。電圧調整をしても、CPU温度はCPU-Zで負荷かけるテストをすると、徐々に上がっていき、90度近くになります。ただ、普段の配信用にOBSを使う分には、そんなことにはならず、問題ないです。

 

ただ、CPU、GPUをフルに使うゲーム系ベンチを回すと暖房機になってしまいますね。

 

OSは無論Windows10ですが、HOME版を使っています。

 

このマシンで、二度、配信を行いました。使っているソフトはOBSスタジオ、Chromeブラウザ、Handbrakeなどオーソドックスなフリーソフトです。配信はFacebookにて行いました。そのうちYoutubeにしたいと思っていますが、またその話は別に。

 

二度の配信では、CPU使用率、GPU使用率、メモリー使用率とも問題なし。むしろややオーバースペックです。ただ、保存したファイルをHandbreakeで変換したり、加工したりもするので、ワンストップでやることを考えると、高性能にして損はないと思います。

 

簡単に済ますならゲーミングノートもありかなぁと思いますが、故障時のコストを考えるとデスクトップのほうがいいかなと思います。

 

編集などは、メインパソコンから、リモートアクセスでやっています。

 

 

 

ライブ配信やってます

ものすごく久しぶりにブログ書きます。

 

コロナ禍になる頃の、3月。非常事態宣言間近に迫った頃ですが、すでにその頃にはライブハウスのクラスター発生により、アーティストは活動停止に追い込まれてきていました。

 

今年こそは昨年1年間やってきたライブプロモーター遊びを本格化して、俺的プチフェスしようと考えていたのに、参った…。

 

とりあえず、こりゃなんかしなきゃいけないなという事で、オンラインのライブ配信を考えました。今じゃ普通だけど、割と早い方だったかなと思います。やってみたかったし、一応パソコンとミキサー持ってたので。

 

誘ったアーティストは長年のお付き合いのある、町田謙介さん。通称マチケンさん。二つ返事だったのはマチケンさんだけだったのです。さすがです。

 

最初は、1月に気まぐれで組んだ、パソコンを車で弟の会社が保有してるスタジオまで持っていって、ゲリラ放送しました。Facebookで公開したのですが、みんな喜んでくれたので、コレは定期的にやろうと言う事になりました。

 

とりあえずノーギャラノー利益で、番組を作るような感じでやろうって事で、やり始めて今は4回目。

 

2回目からマチケンさんの知り合いの横浜のイベントスペースを借りれる事になって、ゲストアーティストも誘い、そこには音響機材があるので、システム側だけ持ち込んで、やろうと。

 

元々アーティストが在宅でライブできるようなセットを構築したので、持ち運びができるようにして、出張もできるようになってます。

 

スタッフも都合4人になり、だんだんチームの体になってきました。タダなのにみんなよくやるー!

 

一番難しいのは何か?ですが、意外な事に音響でした。

 

そもそも配信用のライブの音ってどうするの?音響技師の仲間も、ハコの音を作るのはできるけど、配信用、しかもライブでやる経験なんてほとんどないです。考え方が現場音響だし、配信システムのことなんてわからないわけです。

 

4回やっていまだソコソコの出来にも到達してない気がします。

 

でも、みんな喜んでくれるので、やってます。

 

今度は11月の予定。この後、機材のこととかいろいろ書いていこうと思ってます。

 

 

 

何という喪失感

心が痛む事件。おおよそ危険とは程遠い仕事だろうと思われる、仕事。それであんな事になってしまうなんて…。

 

ほんとに人生って不条理です。

 

今年に入ってすぐ、友人を亡くしてしまったのですが、それだってなんでだかわかりません。コトは急に起きるのです。

 

得るものより失いものが多いなんてことはありえない。と思うのですが

 

得るものと同等に失うものがあるということは実感としてあります。

 

結局プラスマイナスはゼロ。運命論ではないですが、得るものが大きいと失いものも大きいと言えるのです。

 

20年、心が通じ合う友人と毎週のように飲みに行っていたことは積み重なれば、ものすごい財産だったのです。友人は昨年あたりから事あるごとに言っていました。

 

「こうして、俺たち20年も飲んでるんだよ!」

 

なんだか今思うと、予言めいたものを感じるのです。終わりを予見していたと言うか。

 

ふと思う、LINEしようかなってときに、友人はいません。ちょっとしたことなのにものすごく寂しく感じます。

 

なんだよ、ずいぶんマイナスだな。得るものはないのかよ?

 

後半はいろいろ得ていこうと思います。貪欲に。

ラズベリーパイオーディオを試してみました

暇だったのと、知り合いがラズベリーパイにハマってというので、私も買ってみました。

色々調べてみたのですが、最新型のモデルでは対応しているDACが、あまり多くなさそうだったのと、配置が変わってるというので、敬遠して、一つ前のモデル、ラズベリーパイ3モデルBというのにしました。信頼の「RS」の日本製!5,440円。

 

フルサイズLinuixが5,000円の装置に入ります。ベルリンの壁の50ドルウォークマンと同じですね。

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セットで買うことも考えたのですが、今回はSDカードと、音楽用に256GBのUSBメモリ、OS用に32GBのSDカードを買いました。電源はとりあえず手持ちのANKERでいいかなと思って買いませんでした。

 

DACは6000円なのにDSD再生に対応していると言われるもの。WINGONEER DAC IIです。本当にそんなことあるんでしょうか。チップセットはいいみたいです。検証してみることにしました。でもなんだかRCAのピンジャックが曲がっていて、品質はイマイチです。

 

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僕のミュージックライブラリは、5年ほど前に全て320kbpsのMP3にしてあります。

 

当時はもう、PCオーディオは結構流行ってたので、FLACにもできたのでしょうが、1200枚あったCDを一括処理できないリッピングソフトでファイル化するのは途方も無いのと、資源食いの可逆圧縮方式が疑問だったからです。ロスレスでも良かったんですが、当時の持っていたMacBookのドライブが瀕死だったのと、ロスレスは汎用性がなくて、なくなったら即死なので避けました。結局CDは売ってしまいましたが、後悔はありません。

 

とりあえずそこはおいておいて、今回はこのラズパイ をミュージックサーバーにしようって寸法なのです。

 

でも実際は、僕のiPhoneも256GBの容量があり、ライブラリは全て入ってます。GOOGLEにもアップロードしてあります。なので、実質「今できてることをやるだけ」です。ただ、ラズベリーパイのオーディオってどんなものなのかな?って興味関心でしかありません。いい音だったら素敵ですよね。1万円ちょっとですよ?

 

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DACとラズパイ本体を合体させるとこんな感じです。40ピンのアダプタスロットに刺すだけ。とても小さいな!って思うんですけど、携帯電話のアーキテクチャなので、そう考えれば別にって感じです。この筐体に音楽専用のラズパイ用Linux、VOLUIMOを入れて、ミュージックサーバーとして使おうということです。

 

OSはSDカードに入れます。SDカードフォーマッタソフトでフォーマットして、イメージライターで書き込みします。Windowsでやりました。ここは楽勝です。

 

実はこの時、このDACの場合。このDACの会社から出ているチューンナップされたOSを使わなければならないそうです。嫌な予感がします。最初に入れた時はドライバがなかったです。入れたのは音楽専用と言われるVOLUMIOです。

 

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Claris

SDカードに入れて電源ケーブルを刺すと、自動で電源が入り、OSがインストールされて、WEBで操作できます。簡単なコンフィグをして、USBメモリに入った音楽を聴いてみます。

 

うーむ、普通かな。視聴に使ったのは、ClariSハイレゾFLACファイル。スピーカーはボザールのマーティ101です。この後タイムドメインライトに変えてみましたが、結構良かったです。いい音です。

 

試し聴きがうまくいったので、256GBをUSBメモリに一気書きして、サーバ化しました。

 

にしても、ラズベリーパイ3BのWifi、弱すぎます。アンテナピクトが、WiFi装置のある部屋ですら5のうち3ぐらいしかありません。聴きたい部屋に行くとWifiが途切れてアクセスできなくなります。2.4GHZなら結構飛ぶはずなのですが・・・・。たぶん不良品なのだと思います。

 

Amazonで買ったので返品はすぐできるのですが、なんと3Bの基盤の値段が二日で600円も値上がりになりました。そもそも3BのWifi性能がこんなものなら、損するだけです。とりあえず信頼できる電源を取り寄せて様子見したいと思います。

 

Wifiが弱すぎるので、TPLINKのUSBアダプタも入れてみたのですが、認識はするのですが、うまく稼働しません。これでうまく行けば返品しなくても良いかなとも思ったのですが、うまくいかなかったので、悩んでます。

 

結局いい電源を買っても、アンテナピクトは変わらず。全然ダメでした。

 

さて、肝心のDSD音源ですが、e-onkyoで買いました。ジャズギターバンドのジル・デコイ・アソシエーションです。恥ずかしながら、初めて知ったのですが、素晴らしいバンドですね。こんなお姉さんに歌われたら恋しますね。

 

https://www.e-onkyo.com/music/album/usm0573/

 

早速これもUSBメモリに入れて聴いてみました。人生初DSDです。

 

アレッ

 

音が途切れます。針飛びみたいな感じ。針飛びはだんだん頻度が高くなります。デジタルオーディオのよくないところというのはこういうところで、不具合が起きると、ノイズはバリンってなるし、音飛びはもろに欠損です。いい音というのはスムーズに出て、なおかつということにつきます。なので、せっかく素晴らしい演奏なのに、これはいただけません。MP3やFLACでは問題ないので、おそらくこれはDSD再生の問題です。

 

考えられるのはファイルサイズによるストリーム品質か、DACの問題ですが、ストリーム速度はUSB2.0以上のスピードが出ないラズパイ ではどうにもなりません。その先の接続は専用バスなので、これ以上良くはなりません。あとはDACデコーダの品質。これもチューンドOSの専用ドライバなのでどうしようもありません。

 

途方に暮れていたら、なんとかたどり着きました。CPUの処理モードです。ラズパイのCPU負荷が高まると、CPUがブーストモードになるらしいのですが、その切替の際にレイテンシが発生するとなっています。インテルのクワッドコアとか、iPhoneのA12Bionicみたいな、高性能かつ、余裕のあるアーキテクチャなら余裕なんでしょうけど、ラズパイにDSDのデコードは荷が重すぎたのかもしれません。

 

結局ハイレゾってこういうところがあります。ファイルと処理が重いので、問題発生すると装置の変更以外、どうにもなりません。金食い虫です。アナログであれば、我慢できるんですよ。致命的ではないので。

 

とりあえず、あちこちのブログを見ると、やはり同じ現象が出ている方がいて、動作をパワーセーブモードにすると安定すると書いてあります。あと、電源の強化。とりあえずパワーセーブモードを試してみることに。

 

もう、一日で何度ラズパイのOSを上げ下げしたことか。

 

途方に暮れます。モードを調べてみると、最高品質のパフォーマンスモードになっています。ノーマルのOSは普通モードになっているので、おそらくDACメーカーがチューニングして、CPUクロックがあまり変化しないようにしているのでしょう。でも所詮ダメです。オートの制御では必ずステップアップダウンしてしまって、結局そのたびに音が途切れるんでしょう。パワーセーブモードに切り替えましたが、いくらかマシになる程度で、ダメなものはダメでした。

 

クロックを固定値にすればいいのかもしれませんが、そうすると結局デコード品質がどうなるのかわかりません、最悪OSがハングしたりクラッシュする可能性もあります。厳密言えば、様々な余計な機能をOS側で無効にしてしまえばいいのかもしれませんが、コンフィグを書き換える気力が途絶えました。そもそもVOLUMIO、バグっぽくてコンフィグが戻んなかったりします。パッケージングしてくれよって思いました。

 

いやはや、シビアなもんですね。

 

で、結局どうなんでしょう。僕はコンピュータの会社に入って30年近い人です。問題解決も、検索も正直言って人並み以上です。音楽もとても好きです。この2つがあれば楽しめるのだと思います。

 

いろいろ書きましたけど、結構ワクワクしました。もう少し安定する装置だと思いましたが、やっぱりオーディオメーカのものではないので、そこはそれって感じなのかもしれません。でも、かつてのウォークマン一台以下の値段でこんなことできるってすごくないですか?

 

UNIXベースのOSをオーディオ装置が採用する日って近い気がします。もっと音づくりにに集中したいじゃないですか?