カセットウォークマン、始める
先日、米国でまともなカセットテープを作っている唯一の会社、National audio company が、設立以来の大幅黒字を出したという記事が出ていました。
頑固にカセットテープを作り続けていたら、唯一の企業として利益が上がったのと、カセット好きって今だにたくさんいるってことが、黒字の原因なんだそうです。
その記事を読んで僕はスグに、部屋の机の引き出しを開けました。
25年前に買って、20年使ってなかったんですけど、5年前にふと動かしたら動かなかったので、2万近く払って気まぐれで修理してました。大事にしておいて良かった。
それから5年。再び動かそうと言うわけです。今度は録音してみようってことで。オリジナルテープが作りたくなったんですね。早速デッキ探しにハードオフに走ると
早速Macに繋げて録音です。ドキドキしましたが普通にできました。昔あんだけ気にしてたドルビーは入れませんでした。テープはデットストックを100円で買ってきました。
録音はMacで行いました。好きな曲とか最近ハマってるボカロとかベビーメタルとかw。
で、ウォークマンにカセットをおむふろに入れてみます。
「うわぁ、いい音」
曲も自分で選んだし、レベル合わせとか、様々やって時間かけてテープを一本一本作ったので達成感が半端ないです。
プラシーボもあるんでしょうけど、この達成感が音に影響していることは言うまでもありません。耳は脳と繋がってますからね。いいことをすると脳が満足して相乗効果を生むのです。
こうなったら、いいヘッドホンとか欲しいよね。と思って、アキバのeイヤホンに行きます。デジタル全盛の店にウォークマンを繋げて試聴。しかしこれはって思うものがなかなか見つかりません。デジタルとアナログの回路の違いでしょうか。
気にしてたメーカーはどれもピンとこなかったのですが、B&Wの密閉型P5を聴いてハッとしました。これだ。でも高いのです。しかし札を見ると「中古もあります」と書いてあります。急いで中古コーナーに行くと、なんと週末セールと現金特価で9200円。3分の1の値段です。5000円ぐらいでって思ってたので、完全に予算オーバーですが、この出会いは二度とないと思って買いました。
おおっなんだかイイ…。
特徴は重低音です。ウォークマンには、MegaBassって言うベースブーストの回路があって、それをオンにしても割れないこと。これが決め手でした。P5はそれが群を抜いて良かったのです。テープは15Khzぐらいしか高音が出ないのであまり高い音の性能が良いイヤホンは要りませんね。
こうして僕のカセット生活が始まりました。iPodが今度は引き出しにしまわれました。
次回はどんな楽しみ方があるかを書きます。