タイムドメインLightを買いました2

タイムドメインのスピーカーを試聴して

 

それからしばらく、家の引越しのこともあり、しばらくなんの行動もしなかったのですが、不用品をメルカリに売りに出したりして、けっこう持ち物を整理していたときに、ふと、目に入りました。というか検索しました。

 

「yoshii9」

 

稀に10万弱で売られているようです。引っ越し前に10万はちときつい。

 

「あ、でもあの小さいやつなら・・・」

 

ありました。ヤフオクに出物が白いタイムドメインlight。現在価格は5,000円。本当は、新品を買って、あの小さい会社を応援したいところですけど、まずはお試しですし。結局ちょっと競りまして、7000円+税+送料。8000円ってところで落ち着きました。

 

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さっそくPCにつないで、鳴らしてみます。タイムドメインlightはアンプが付いているので、聞きたい音源を再生する機器に接続するだけで音が聞けます。これまたすごい細っそい線で。なんでも銅線は細いほうが音がいいのだそうです。そんな事言すら、個性的なところです。普通は7000円で太いケーブル買いますからね。

 

で、鳴らした結果なんですが。

 

「すごいのはすごい。すごくないのはすごくない。すごいのを探す旅に出そう。」

 

という気にさせられるスピーカーでした。当然普通のPCスピーカーよりは断然いいですが、音の良い録音、良くない録音がすぐわかるので、自分のライブラリに別基準ができた感じになります。

 

とても気に入ったのは、ダン・ヒックスの2000年台のアルバム。音の分離がすごく良く、小さい楽器がたくさん鳴っているのでとても気持ちいい。ダンのヴォーカルもそこにいるみたいです。さすが名盤。

 

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意外に面白かったのは、テクノなんかわりといいんですね。シンセサイザーなんだから音がいい悪いなんてあるのかって話もあるんですけど、空間表現が良い感じで、あ、もともとこういうことやりたかったのね。なんて思います。

 

ヴォーカルものは割と良し悪しが出る感じです。アニソンなんかはちょっとごちゃっとしていますかね。でも初音ミクの一連の神曲なんかおもしろいです。とっても凝ってるんですね。さすがボカロPの方々は凝り性が多いというか。一つ一つの音がはっきりしていると、アレンジの難しさで気が狂いそうです。クレイジーなんでしょうねぇ。

 

なんていうんでしょう。最終的に出てくる作品ってのはCDなんでしょうけど、ちゃんとCD作っているなって盤はいい感じに鳴ります。

 

ふと気づくわけなんですけど、音の良さでCDや音源を買うわけじゃないなって。アーティストが好きだったり、曲が好きだったり、その時流行っていたり。そういう理由なんです。音はそれで良かったらラッキーみたいなところがありますよね。好きな曲がいい音だと嬉しい。今どきはすごいお金かけてライブラリを育てなくてもいいので、そういうの意外に気軽に集めちゃうのかもしれないですけれど、基本、好きなものばかり集めるわけで、音に関してはばらつきがあるわけです。

 

勘違いしちゃいけないのは、そこでして、音の良さを一番にアーティストの良し悪しを決めるわけでもないのだから、いい音のものばかり集めるのはどうなのかなって。

 

良いスピーカーってのは諸刃であるってこと。ぐらっときちゃうわけですな。オーマニは。

 

あっ、ぜんぜんスピーカーの話じゃないですね。素晴らしいスピーカーです。一家に一台!