住み替えのコスト計算
6月に川崎から逗子に引っ越してきたわけですが、足掛け3年かかったこのプロジェクト。良かったのか悪かったのか。金額から判断してみましょう。
なお、川崎と逗子の生活コストはほぼ同じという前提に立っています。実感としてほぼ同じです。
川崎のマンション 2LDK
ローン残高 2,200万円 月額 75,000円*12ヶ月 ボーナス100,000円*2 110万円
管理費 27,000円*12ヶ月 324,000円
駐車場代 14,000円*12ヶ月 168,000円
固定資産税 年額 150,000円
合計年 174万円
逗子の一軒家 1LDK(2DK)
ローン残高 1,900万円 月額 67,000円 ボーナスなし 804,000円
管理費 なし
駐車場代 なし
固定資産税 150,000円(暫定)
合計年 95.4万円
なんと年間75万円もちがいます。当然管理費は将来的な設備投資に向けなければならないため、15年で300万円投資が必要だと考えると、年20万円の設備投資用の貯金が必要です。
95.4+20で、115.4万円。
これでも55万円近く差があると言えます。
更にここに年間15万円のローン控除が10年間ありますので、150万円の控除金額があります。10年では差額が550万円+150万円
合計 700万円もの金額に達することがわかります。また、部屋の設備投資はマンションでも必要なので15年で100万円程度準備がいるのと、修繕積立金もあります。ざっと800万円程度の出費が抑えられたと言えます。
川崎に住んでいたときは正直財政破綻していましたので、この分が貯金できるわけではないのですが、都市のマンションに住むのと、地方の1軒屋では大きくコストが異なることとなります。
買い替えに関して
3,400万円のマンションが4,180万円で売れました。売却益は700万円。そのうち仲介手数料(売り・買い)で160万円。トラブル対応(業者変更+地盤改良)に伴う、延長賃貸料金+追加工事が220万円。注文超過による追加支払いが60万円。固定資産税が12万円。残金が236万円ですが、70万円ほど超過生活費で使ってしまい、150万円が残りました。
さらに、工事期間中に作れなかったウッドデッキが50万円ですので、手元には100万円残りました。
住宅取得税は住み替えなので非課税。マンションの売却益も3,000万円以下なので非課税です。
貯金ゼロからスタートして3年間の年収を担保とし、4,200万円の実行予算で
なくなったもの
4,200万円相当の川崎の不動産
得たもの
3,500万円相当の逗子の不動産。(土地+建物)
100万円の現金。
10年間で800万円のコストダウン
計 4,400万円
+200万円≒ローンの延長分
プロジェクトは成功と言えます。感覚として新築の注文住宅を作る場合、700万円の自己資金があれば、ほぼ実現できますね。