配信用マシンについて

まずい、ノーパソじゃ無理だ。。。

 

ライブ配信2回目をイベントスペースで行ったとき、1回目のパソコンのサイズが大きかったので、ノートパソコンにしてみました。2コアのCORE i5 5300UのVAIO。普通のビジネススペックパソコンです。

 

家の実験ではそこそこに動いた(気がした)ので、コレで行こう!と。ところが現場では動きがカックカク。何度か停止してしまい、散々でした。それだもみんな楽しんでくれていたようなので、なんか申し訳なくて。

 

問題はCPUコアが足りない、画像処理が重い、そして、メモリーの不足です。つまり全然ダメ。配信はビジネススペックではダメなのです。

 

そこで必要スペックを見直しました。

 

4コア以上のCPU。外付けのGPUを持つワークステーションで、メモリーは8Gバイト以上。配信にも編集にも使えるもの。そして何よりバックパックに入るサイズであること。

 

そうなると結構要求高いです。大きいパソコンを知り合いに売って、新パソコンを作ることにしました。

 

マザーボードはミニITX。

バックパックに入るサイズのSFX小型電源のミニケース。

 

コレが必須です。

 

ケースは選択肢がほとんどなく、Lian LiのQ21かディラックのDancaseA4-SFXの二択に近いです。他にも中華のものとかありますが、アクリルパネルだったり、少しサイズが大きかったりと、あまり良くありません。

 

A4-SFXは4万もする高級ケースです。しかも、フロントUSBは4.2のUSB-C。このフロントに刺せるマザーボードは数種類しかないです。AMDマザーボードはこの頃は皆無。

 

www.dirac.co.jp

 

もう一つのLian Liのケースは、グラフィックボードが170ミリまでの制限はありますが、価格も8,000円台と安く、大きさもバックパックに十分入ります。心配なのは熱対策で、CPUファンと電源ファンが、向かい合ってつくので、熱がこもりやすく、ケース内温度が上がりがちです。

 

www.dirac.co.jp

 

結局、価格と汎用性で、Lian Liに決定しました。

 

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CPUはAMDRYZEN 5 3600を選びました。実はコレを組む頃、話題になったRYZEN 5 1600AFや3 3300X も店舗で買えたのですが、画像処理用により多いコアが欲しかったのと、今更ZEN+もなぁと思ったので、オーソドックスな3600にしました。あとから思えば、1600や3300は値上がりしたので、惜しいことしたかなと思いました。転売するわけでもないので、いいんですけど。

 

www.amd.com

 

CPUをAMDにしたのは、マシンを組んだ時期がちょうどIntelが切り替え時期だったので割高だったこと、旧モデルはハイパースレッドがないものが多かったので、時期が悪かったからと言えます。今思えばi5 10400Kでも良かったかも。とは思います。でもRYZENで何の不満も問題もないです。

 

マザーボードGIGABYTEのAROUS B450 Pro。コレもB550に切り替え時期で、B450のミニITXはあまり選択肢がなく、ASROCKと比較して、見た目が良かったのと、表面SSDなので、GIGAにしました。裏面だと別にヒートシンクがいりそうだったので。B450は第3世代Ryzenが積めないので、いつか、B550マザーボードにしたいとは思ってます。

 

GPUは当初、ZOTACの1660Superにしました。ショートケースサイズしか入らないので、必然的にコレに。補助電源のいらない1650でもよかったですが、別のバソコンで、1660tiを使っていて調子が良かったのと、1660superにしとけば、なにかと不足もないだろうと思ってそうしました。結局コレは、Paritの1660tiにする事にしたのですが。。。

 

主にはファンの音がうるさく感じたからと言う理由です。性能に不満はなかったです。

 

結局、メインパソコンの1660tiと付け替えて、今はZOTACはメインパソコンについています。

 

www.zotac.com

 

Palitの1660ti

https://www.palit.com/palit/vgapro.php?id=3160&lang=jp

 

モリーは16GBのDDR4の2666。特に何の工夫もないです。アマゾンでやすいの買いました。オーバークロックモリーは安定重視で選びませんでした。だいたいいろいろ配信用にソフトを立ち上げると、6GBぐらい使ってたので、余裕を見て16GBに。逆に16GBあれば充分です。

 

ストレージはm.2SSDの512GB、NVMEのものです。クルーシャル。安定度で選んでいます。512GBであればm.2も2.5インチベイのSATAも値段が殆ど変わらないのです。ケースが小さいので、SATA電源の配線がいらないm.2にしました。m.2でもSATAがありますが、ビデオのような冗長なファイルを扱うなら、シーケンシャルアクセスが速いほうが良かろうとNVMEにしています。

 

www.crucial.jp

 

CPUクーラーはあまり選び用がなく、ノクチュアのNH-L9a。静音ファンなので回転数は多いですが、割と静か。性能はそこそこいいみたいです。あくまでそこそこにという事です。

 

noctua.at

 

電源はシルバーストーンの500W SFX。熱がこもりやすいケースでファンが止まるのも嫌なので、コルセアにはしませんでした。コルセアが高かったのもあります。SFX-Lも考えましたが、将来的に違うケースにするかもしれないので、SFXにしておきました。

 

www.silverstonetek.com

 

組む時の注意はあまりありませんが、CPUファンを吸い出しにすること、でもこうすると付属のネジが使えないので、針金で止めています。こうすることは、どこかのブログに書いてあったのですが、再度探しても出てこないので、もう信じてやるしかないです。

 

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キラキラもさせないので、あとは特に難しくないと思ったのですが、難関はグラボ。

 

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当初考えていたZOTACの1660Sのファン音が気に食わなかったので、大口径シングルファンのParitの1660tiにしたのですが、PCケースにGPUのファンケースが干渉して入りません。ファンを削る猛者もいますが、マザーボードを固定しているケースの側面板を外して、GPUをつけてからはめると、何とか収まりました。まとめてガシャっと入れる感じです。ケース内部を冷やすためGPUのファンはファンコンで、常時回転にしていますが、申し訳程度にしかなりません。

 

ケースは窒息させると良いという言うことなので、サイドパネルの穴は養生テープで塞いであります。

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こう言うことはなんか徹底的にやるべきらしいです。隙間をシールしたり・・・しかしまだ私は甘いので、この対策も気持ちマシか?ぐらいの話です。

 

おいおい徐々にやっていきます。

 

マザーボードの設定はちもろぐの、やかもちさんの設定を参考にそのままでやってます。オールコア4GHZの1.225V固定。どこまで効果があるかはわかりません。電圧調整をしても、CPU温度はCPU-Zで負荷かけるテストをすると、徐々に上がっていき、90度近くになります。ただ、普段の配信用にOBSを使う分には、そんなことにはならず、問題ないです。

 

ただ、CPU、GPUをフルに使うゲーム系ベンチを回すと暖房機になってしまいますね。

 

OSは無論Windows10ですが、HOME版を使っています。

 

このマシンで、二度、配信を行いました。使っているソフトはOBSスタジオ、Chromeブラウザ、Handbrakeなどオーソドックスなフリーソフトです。配信はFacebookにて行いました。そのうちYoutubeにしたいと思っていますが、またその話は別に。

 

二度の配信では、CPU使用率、GPU使用率、メモリー使用率とも問題なし。むしろややオーバースペックです。ただ、保存したファイルをHandbreakeで変換したり、加工したりもするので、ワンストップでやることを考えると、高性能にして損はないと思います。

 

簡単に済ますならゲーミングノートもありかなぁと思いますが、故障時のコストを考えるとデスクトップのほうがいいかなと思います。

 

編集などは、メインパソコンから、リモートアクセスでやっています。