2500円のBluetoothイヤフォンがとってもいい

前に紹介した、TaotronicsというメーカーのBluetooth商品。イヤフォンが評判良くて「二つ」買ってしまいました。

 

以前、トランスミッターを買って印象が良かった同社の商品なので、前からちょっと興味がありましたし、PS VITAで使う無線イヤフォンを探していたし、amazon評価600を誇るハイコストパフォーマンスなイヤフォンとのことで。

ポチッと。実売2200円弱。


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いやでもですね。驚きました。最初に買ったのがこれです。TT-BH03。箱の梱包は比較的丁寧ですけど、正直安っぽい。

Bluethoothイヤフォンて、霞がかかったようなノイズや、息を吐くようなブリージングノイズがあったり、ヘッドセット型特有の電話機みたいな音質がしたり、結構失敗してきました。


今まで使ってたのはオーディオテクニカBluetoothアダプター。アンプ内蔵なので、比較的音にまとまりがあり、たまに使ってました。アダプターなのでお気に入りのイヤフォン使えますし。でも、やっぱりブリージングするようなノイズが気になる商品ではありました。もう何年も前に買ったものですからね。


まぁ、2000円なのでって気軽な気持ちで買ってみたBH03ですが、エージングもせずVITAとカップリングしてみると驚きました。

 

「えっ!!」

空気感がいいんですね。イヤフォンて耳に直接なので、感覚に個人差があり、結構好みが分かれる機器ですけど、性能差ってのは比較的よくわかります。まずBluetooth特有のノイズがないことに驚きました。先ほど「えっ」と思ったのは、音が出はじめると、かすみがかったようなノイズがまず現れると思っていたんですね。そこに静寂の中から音が出はじめたので驚いたのです。いや、普通のジャック式ならそんな事でおどろかないのですけど、Bluetoothでこれには驚きました。受信機の進歩はすごいものです。

低音はなんだか絶望的なのですが、BA型のようなヴォーカルがくっきりした素晴らしい音です。クラシックなんかもとても良いです。


そんなにいいドライバーを使っていないのでしょうから、そういうチューニングをしているだけだと思うのですが、正直全く期待していなかったし、期待もできないこの安っぽいボディから出てくる音に驚きました。以前買った2万円以上したゼンハイザーより明らかに上です。機能も性能も。

 

気を良くした僕は、オープンエアのBH03に加え、カナル式のBH06を注文しました。こちらもamazonで2500円未満のものです。やはり500以上のレヴューが付いています。本日届きまして、またエージングもせず、iPhoneにつなげてみました。狙い通りカナル式なので、低音が十分出ています。ノイズもなく、接続アナウンスも英語でなかなかカッコ良いです。(BT03は接続アナウンスはないのです)

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ちょっと高音部がシャリシャリしますが、エージングでこの辺りはかなりマイルドになるはずです。イヤーパッドもコンプライとかに変えれば、かなりフィットした感じになるんじゃないでしょうか。2500円のイヤフォンに1200円のイヤーパッドってのもどうかと思いますが・・・。

とにかく、わかりやすい技術進歩による音質改善とこの低価格。BTイヤフォンって、やっぱり周辺機器なんですね。技術革新でこんなのが出るなんて…。