ニューラルエンジン
アップルの新商品発表、なかなか強烈でしたが、やはり白眉は新しくなった、iPadProでした。
機械処理的な性能もものすごいのですが、一番驚いたのが、Adobe社のフォトショップのデモ。
フルサイズのフォトショップがついにiPadにお目見えということで、それだけでも、相当なことですが(他のタブレットじゃ考えられない)、153ものレイヤーが扱え、そして
「ご覧ください、このARモード!」
最初は意味不明なことやるなぁって思ったのです。いやそれフォトショじゃねーし!なんて。
よく考えてみると、A12Bionicのニューラルエンジンは、描いた絵で多段階に重なったレイヤーを、適切にまとめ、動的なもの、静的なものを自動判定し、動的なものはその種類を判別し
「ちょうちょが飛ぶ」
なんだか昔のアニメで見た、おじさんが描いた絵が動くみたいな世界。
ということはですよ、イラストを描いただけで、そのうち映画すらできてしまうようなことが起きそうですし、背景イコール「下絵」というような虐げられた存在の絵描きさんが、いきなりスターになることだって考えられるのです。
そのままでっかいスクリーンに写せば、立派な映画の背景になっちゃったりするのですから。
これかぁ、アップルがクリエイティビティに立ち返るという宣言は!。iPhoneのポートレートでは、「何だこれだけ?」って思っいたのですが、今までになかったようなものすごい性能だということがわかりました。
iPhoneの突然死とMaxの話
友達と楽しく会食した、翌日の土曜日は、とても予定の詰まった日でした。
様々な手続きとか、諸々あって、夜には友達のライブと打ち上げがありました。
そんな日の朝、目を開けると、充電しておいたiPhone7の画面が真っ暗になっています。
「ああ、そういえば、夜中寝る前にディスプレイがふっと消えた気がする」
その時ライトニングケーブルが刺してあったか、刺してなかったかはよく覚えていません。とりあえず、もう一度ケーブルを刺して、しばらくほっておくことにしました。
実は、前の週、このiPhoneには変な現象が起きていました。
ディスプレイの精細度が、急に落ちて、iPhone3Gぐらいになってしまっていたのです。きっかけはなんだかわかりませんが、ふと、動画を見ると、やけに荒くてよく見ると高精細モードになっていない事がわかりました。リセットしてもバックアップから戻しても、変わりません。何日かそのまま過ごしましたが、一向に治りません。
「こりゃ完全に故障か?」
と思ったのですが、カーナビアプリを立ち上げたら、あっさり戻って
「ああ、戻った戻った、コレで大丈夫」
と勝手に思っていました。
そして、この日、2018年10月17日。iPhone7はお亡くなりになりました。享年1歳半。ケーブルを刺してもうんともすんとも言わず、リセット手順をやっても、メンテナンスモードの手順をやっても、PCにつないでも、純正アダプタでも全く反応なし。
だんだん冷や汗が出てきました。
「とりあえず、アップルに連絡だ」
ホームページからアクセスすると、自分のiPhone7のアイコンが有り、そこからクリックして、問い合わせメニューに・・・。
「このiPhoneの無料診断は、終了しています」
行けない、行けないぞ。しかしここはアレです。騙しのテクニックです。「最近買ったアップル製品の問い合わせ」ボタンがあります。1年半前も、最近といえば最近です。
ポチッと押すとチャットが開始できるようになりました。10分ほど待つと対応者が話しかけてきました。
いろいろやり取りはあったのですが、結局のところ、iPhoneの本体交換しかないようです。その代金36,800円
いわゆる文鎮化。
iBookから数え、長らくアップル製品を使っていますが、文鎮になったのは初めて。しかしここからが難題です。修理の申込みをその場でしたのですが、どのショップも在庫はあるものの、混雑で、予約が取れません。なんでも電池交換キャンペーンで、人が押し寄せてきていて、どこもかしこも一週間予定が埋まりっぱなしなのだとか。
「買うなら並びませんよね?」
ということで、この瞬間、購買スイッチが入りました。
目指すは、あのクソ高いiPhoneXs Maxです。6.4インチ有機ELディスプレイ、ステレオサウンド、デュアルカメラ、最高です。最高ですが、価格はなんと15万円を超えます。
しかし買う!スイッチが入った私は止まりません。
友人のライブまでまだ時間があるとみるや、銀座へ一直線に向かいました。私は4からiPhoneを使っていますが、7からSIMフリーの端末で、格安SIMで運用しているので、今回もキャリアには行かず、アップルストアー一択です。
銀座のアップルストアーはめっちゃ混んでました。外国人の方が多いなぁ!おいそれとサンプル機種も触れません。
「ゆっくり見ている時間はないな」
入り口に立っていた、二人の男性に声をかけ、Maxを買う意志があることを伝えます。アップルストアーの店員さんはツンデレなので「買うカスタマー」以外は放置です。それをうまい言い方で「商品をゆっくりご覧になれる」などといいます。
程なく、可愛らしいアジア系外国人の販売員の女性がやってきます。日本語はエクセレント。
「これ、どうですか?」
「ワタシもコレを買ったんですけど、とってもイイです。存在感が違います」
「画面が大きいとやっぱりそうだよね」
「7を持ってたんですけど、ワタシ、ガマンできませんでした」
なんていうんですか?ギャルゲーでいうと「彼女から買う」「買わない」という選択肢が出てきて、「買う」一択な感じ。
商談を進めていると、目の前にいた、アジア系の外国人の少女が羨望の眼差しでこちらを見ています。キャッシュで15万。
「かうんだ、この人」
そんな顔しています。店員さんにキャッシュを渡し、アップルケアーだけクレジットで払う旨、伝えました。結局故障した7は下取りもできず、捨てるしかないようです。ただ、交換修理の依頼をして、36,800円出せば新品になります。
「同僚にでもあげるか、あいつ、6の16ギガバイトとか使っているし・・・36,800で新品ならまぁいいだろ」
まぁそんな使いみちしかありません。
で、手にしたMaxですが、店頭で見て、きれいだったので、色はゴールド。マック時代から、黒ベゼルと決めていたので、ずっとiPhoneは黒やスペースグレイを使っていたのですが、Xsは何を選んでもベゼルは黒なので、今回は色を変えました。
運用は・・・自分、指が長いので、なんとか日々の生活はできています。顔認証はやっぱり便利。ストレージも256GBあるので、1万曲以上ある自分の音楽ライブラリーを全部入れました。それでもまだ余ります。機能はまぁそれ以外、7と変わらない気がします。スイカがやっぱり強烈便利でしたからねぇ。
ディスプレイはスバラシイのだと思いますが、撮りためた写真も、壁紙も、今までのスペックのiPhoneでしか撮影していませんので、イマイチわかりません。
これからおいおい、って感じですかね。アップル製品て「そこはかとなく、居心地が良い感じで、じわじわ来る」ってのがお決まりですからね。
生産性の話
その昔、15年ぐらい前でしょうか。すごく難しいというか、難解なと言うか、ある時期にならないと見えてこない仕様の仕組みを考えてまして、1人でずっと抱えてました。
いつかは出来るのですけれども、待っている人たちはたまりません。
ほんとギリギリになって結末が見えた時、一気にフローを描いて、と言うか描ける人に伝えて、1日で動くものを作りました。
その時はああ、終わったぐらいにしか考えられなかったんですけど、よく考えたら生産性の低い話ですよね。
考えてる時に、考え方の考え方を共有しても良かったのかもしれません。
そこのエンジンの部分ができれば、あとはその組み合わせとわかっていたので、トラブル時の対応とか、過渡期のケーススタディとかは全てそこから出しました。あっという間に、動き方が見えたんです。
ヒヤヒヤしました。本当に。もう限界でしたし、お陰で頭が湧いちゃって、いまでも病院通いです。
それから15年ぐらい経つわけなんですけど、今はかなりやり方を変えました。
半分ぐらいで、終わりにしてしまうという事です。自分は半分考える。
で?どう?なんて聞いてみて、難産な後半部分は委ねちゃいます。すると、いい終わり方を考えてる人がいたり、そもそも論を持っている人がいたりするので、その考えにフィットする方向にすれば良いだけなんです。多くの人は結論ありきで考えていて、プロセス設計からする人は非常に稀なんですね。
やり方がわからんと。
ですから、1から50までを私のパートとしました。
1から100まで考えなくていいんですね。
この事で、改善した歩留まりは、残業ゼロっていう結果になりました。
そりゃそうです。仕事が半分なんですから。その代わり、残業代というサラリーが減りました。マンション生活の維持もできなくなりました。
で、今逗子に引っ越したってわけなんです。
人生、なにが起こるかわかりませんね。
引っ越しました
苦節2年の時を経て、ついに長年住んだ川崎から、逗子に引っ越しました。
家を建てるには様々な予想外なことが起きて、精神的にもきつかったです。
まだやり足りないこともあるのですが、とりあえずは一月経って落ち着いて来ました。
もてあますことなく、ちょうどいいサイズで、通勤もラク、海も近くて魚が美味しいです。ほぼ思い描いた通りの生活です。
マインドがもっとオープンな感じになればベストですね。
結局miniも買ってしまいました。
メルカリで安く手に入ったので、タイムドメイン miniも仲間入りすることになりました。
噂通り、単体だとオーケストラはとても良いです。ユニットが少し大きいせいか、低音がそこそこ出るので、スケール感があります。ただ、lightのような小さい音、例えばトライアングルやウッドブロック、ドラムのスティックの音のようなものは拾いが良くなくて、その面だけで言えばlightの方が上です。個人的には単体では、lightの方が好きです。
で、なんで単体ではという話になるかというと、パラレル接続というのがイイらしいとの事です。
なんのことはない、2分岐して、mini とlight二つ鳴らすというものです。
こんな感じです。コレがなんと。やった人のみわかる、やってみないとわからない音でして、二つのスピーカーの欠点を補完するような感じで、すごい音になります。
20〜30万円ぐらいのスピーカーって感じになります。今ならそれがたったの2万円で(※中古)!なんとアンプも付いています。
にわかに信じられないことが目の前で起こります。そんなアホな。です。子供の実験じゃないんだから。です。
そんなことはわかっています。でも目の前の事実はそうなっているのです。そんなはずはないと言っても、そうなってるんですよ!
おおよその人類はこのセットで満足いくと思いますので、みなさんこうした方がいいですね。
そう、全人類。
侮りがたし!
これ。
数年前に組み立てたマウンテンバイクなんですが、ずっと調子悪かったので、自転車屋に出そうと思っていました。ずっと思ってましたが、引っ越しも近いので、致命的なところだけなんとかしようと。一番はクランクのがたつき。他はなんとか自分でできそう。
やりたいことはこんなこと。
そんなわけで、いつも行っていた、環八のワイズロードに。
行ってみたら、なんと閉店していました…。
川崎店ができたのだと。
「環八ご利用いただいていた方は、川崎店でお願いします」
とホームページに。きた道を引き返して、真新しい川崎店に。
しかし
川崎店ではMTBの修理ができないとのこと。横浜店に行ってくださいとのこと。
不思議だ、MTBだろうがロードだろうが、クロスであろうが部品はシマノです。何が違うと言うのか。ロードの方が調整シビアじゃないのでしょうか。
いやぁ、横浜とか遠いし、どうしようかなぁと思って、ダメ元で近所のママチャリ屋、ダイワサイクル幸店に出してみました。
受け付けてくれたのは、ちょっと詳しそうなお兄さんで
「最悪BBの故障で、交換ですが、なんとかなるかやってみます」
90分後、再び訪れると
「お客さん、この自転車、クランク変えてますか?」
と言われたので、
数年前に変えてますと伝える。
「ロード用のBBがついています」
ええっ、クランクとセットで買ったのに?
クランクは間違いなくMTBのディオーレなのですが、買った時ついてきたBBが間違っていたらしい。
原因がわかれば自分でもできるのですが、そこはそれ、原因を探ってくれたお店の人に任せます。工賃もリーズナブルなので。
いやぁ、さすがプロですな。ママチャリ屋さんとはいえ、自転車好きな人がやってるといいですね。
接客も親切でした。
ステレオ装置の変貌
絵は時に、言葉よりもモノを言う。