新型Macは出ませんでした

WWDCは本来、デベロッパー向けの発表会なので、プロダクトレビューはおまけだと。

 

それでも新型Macの発表を期待していたMacフリークはがっかりした事でしょう。

 

でも本当に新しいMacって要るんでしょうか。

 

MacをやめてiPadに移行して2週間経ちますが、何の問題もありません。ファイルシステムDropboxなどのクラウドを使ったりできますし、メールも音楽も映像も何でもiPadでできてしまいます。

 

Macでしかできない事と言ったら、大量のファイル処理や、古いソフトのファイルを取り扱う事ぐらいです。そちらは3万で組んだWindowsでやってます。

 

15万のアップルを使う意義って?

 

新しいラインナップやプロダクトに期待したところで、使うシーンがなければ何も起こらないのは当然です。

 

Macも去年で言えば、5Kとか、要求としてはニッチですし、かといってコンシューマのこんなもんでいいという要件を満足させるためだけに作ったMacBookで、ノートのMacはかえって白けてしまった感じがします。

 

いや確かにi5、RetinaAIRとか出たら普通は興奮するのかもしれませんが、実質そんな性能いらないです。ブームでラインナップを作ったりしないアップルですから、今の現実が、ああなってるという事なんでしょう。

 

今回のWWDCで言われた事は指紋認証だとか、その辺りです。今そんな事してる人いません。Macなんて、延々スリーブで、パスコード入れずに使ってましたもん、私

WM-EQ2を仕入れる。

またまたですが、ウォークマンを仕入れました。前回買ったWM-EQ7の兄弟機、WM-EQ2です。全く同じ機械で、商品企画がちがうものですね。シースルーのシェルのものです。

 
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かろうじて稼働している状態のものを、オークションで引っ張りました。
 
たしかに動いていますが、明らかに瀕死の状態で、清掃のためピンチローラを押さえつけると、止まってしまいます。しまいには内部でベルトが外れたのか、リールとキャプスタンが回らなくなりました。
 
中を開けて、のびてしまっていたベルトを交換。秋葉原千石電商の細さ0.95ミリ55ミリ径のベルトです。Youtubeで修理ビデオをアップしてくれている人がいて助かりました。
 
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ベルトを交換したのち、仮組みして、440hzのA音テストトーンが入ったカセットを再生。再生後もA音が鳴るように、スピード調整を行います。スピード調整ネジは基板上にあります。ちなみに今回はそのままだとbフラットでした。半音ずれてましたね。
 
テストトーンの音合わせはiPhoneのチューナーアプリを使います。一番手頃です。EQシリーズは走行メカが単純で安定しているので、回転数はピタリと合います。
 
回転数を合わせたら、組み上げて、ヘッドやピンチローラをもう一度よく清掃してメンテ完了です。ベルトがしっかりしていれば、ピンチローラーもしっかり回るので清掃しやすいです。
 
分解さえ手間取らなければ30分ほどのメンテナンスです。
 
今回は分解に少し手間取りました。基板のネジが一箇所しかないのですが、そこが異様に硬くて外れませんでした。シリコンスプレーを数回吹いて、ようやく回りました。危なくネジ頭をダメにするところでした。
 
フィールドテストをしてみましたが、実に安定しており、いい音がします。当時実売8000円ほどの安い機械だったはずですが、素晴らしい性能です。今回、発売当初標準で付属していたヘッドフォンが一緒に同封されておりました。機械と同じシースルーデザインで、時代を先取っていましたけれども、まったくひどい音で、現代では使い物になりません。シャカシャカ言うだけです。100円ショップのイヤフォンにすら負けてしまうでしょう。
 
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ウォークマンをもってイヤフォンショップを回ってみましたが、僕の印象でよかったのは、シュアーの215、今僕が使っているB&WのP5、ゼンハイザーのIE60、KOSSのポータプロなんかでした。シュアーは比較的手に入れやすいですね。BA型も意外に合うのがありそうです。
 
 

メインコンピュータの変更

ご無沙汰しておりました。家の売却や、引越しなどでバタバタしていて、すっかりブログもさぼっていました。

さて、そんなこともあったのもありますが、メインコンピュータを変更することにしました。いままでは2011年型のMacBookProをずっと使っていたのですが、その更新をずっと1年ぐらい悩んでいたわけです。

金銭的な問題とか
Macがそもそも高いとか
マシンライナップがあまり納得できないであるとか

様々あったので、ずっと見送ってきたのです。ところが昨年のiPadProの発表で「これじゃないか?」と初めて思いました。

ここ何年か使っているアプリケーションのほとんどがiOS
ブログやSNSの更新もほぼ、iOS
何かと気になるのはiOS

問題は、文章を結構書くので、iOSでどこまで書けるか、あのなんちゃらとかいう評判の悪いキーボードは如何なものか?

でした。家の引越しが落ち着いた頃、家電量販店のデモ機を触ってみて、実際スマートキーボードの打ち心地も試してみて、問題ないだろうと判断して、ついに手に入れました。

iPadProの12.9インチ。

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Retinaディスプレイはとても美しく、しかもテキストライティングやページビューに向いているアスペクト比4:3の画面。とても見やすいです。なぜMacは16:9なのか、動画編集とかね、そういうのあるからですよね。でもiPadはほぼ見るだけ。なので、よりネットに特化した比率になっていますね。

懐かしいこの画面の感じ、iBookですよね。使いやすかったiBook。しかもこの美しいディスプレイ。隔世です。

アプリケーションはいままで手に入れたiOSのものが全て使え、しかもほどんどがタダです。テレビもラジオもSNSも一発起動です。

なぜ、いままでこうならなかったのか、それは大きいiPadがなかったからですよね!

iPadPro、発表当初は「なんだデカイだけだな」って思っていましたが、このデカさが全てのアドバンテージと考えても良いでしょう。

懸案のスマートキーボードはそんなに問題ありません。そもそもローマ字入力に、かな配列なんて不要です。「・」をどうするかとか、すこし気になりましたが、いまは問題ない配置になっているようです。このブログだって書いています。思ったより普通に打てるという印象です。

ペンシルも同時に買いましたけど、まだスタイラスちっくな使い方しかできていません。勉強にとてもいいだとか、さまざま用途がありそうですけど、まだまだつかいこなせていません。

更新を考えてから2年あまり。我ながら悩みましたけど。間違ってはいなかったと思います。

またまたウォークマン

ヤフオクで競り落としました。完動品を5000円代。機種はWM-EQ7。beansっていうモデルです。4種類ぐらい出てますが、3種類目の物です。シースルーとか蛍光塗料で光るやつとかありましたね。最終のモニタースピーカー付き以外は、構造と機能は全て一緒だと思います。

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廉価モデルのため、ドルビーやメガベースがオミットされていますが、オートリバースとアンチローリングはあります。この機種は単純な構造も相まって、動作が非常に安定しています。音も最高ですね。ただし発売当時流行っていた電車モードは全く使いものになりません。単なるリミッターです。

以前使っていたWM-600は、落下して調子が悪くなってしまったので、いいのを探してました。とんでもないジャンクも多いし、素人では修理が難しい機構のものもあったり、非常に価格が高くなったりするので、ウォークマン探しは手こずるのですが、今回はなかなか良かったと思います。今度またBeansの出物があったら買ってもいいと思いました。

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録音したのはレイ・ハラカミさん。2011年に惜しくも亡くなった天才アーティストです。2011年にはウォークマンで聴くなんて思ってもいなかったです。

カセットレーベルはパイロットのフリクション・ボールと言う消せるボールペンで書くといいことがわかりました。間違っても消せます。これも昔では考えられなかったことです。
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使ったテープはTDKのノーマルテープDJ64、デッドストックです。なかなか元気のある音がします。
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モノを持たない幸せとは

 ミニマリストの、グレアム・ヒルはTEDトークにて「箱に入れたものは、二度と見ない」と言っていた。

 

 今、まさにそうなりつつあるのは倉庫に入りっぱなしのCDである。すべての曲は、グーグルのオンラインストレージに入っていて、バックアップのHDDにもある。

 グレアムが推奨する「ディジタライズ」した状態にあると言っていい。ではこれは要らないものなのか?って言われると、少し違和感がある。

 

 確かにCDってのは思い入れのしにくいものだ。ジャケットは小さいし、円盤は味気ない。バージョン違いもそんなにないし、新しいバージョンの方がもてはやされたりする。

 

 ディジタル製品はコピーした途端にコピー先に価値が移転してしまうのである。でもねぇ、売るのもねぇ。思い出がたった10万ぐらいにしかならないって知るだけだと思うと、めったやたらに売れないものだ。

 

 逆にやってるのは、友達からもらったものを捨てる場合、スマホで撮影して捨てている。ゴミ箱に入るのはモノ。そして友達の思い出は写真に・・・・www。


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初音ミク2連発

2016年3月22日 @NHKホール

 N響のポップス演奏の公開録画が当たったのでNHKホールに行きました。弟と門の前で待ち合わせして中に入ると、3階席です。ま、いっか。

 

 透過スクリーンがすでにステージに設置してあり、「あ、あそこにミクさんを映すんだな」とわかりました。司会のタレントとアナウンサーが登場し、一曲目が初音ミクでした。曲は「ハジメテノオト」です。

 

 オーケストラアレンジになった同曲にあわせて、透過スクリーンのミクさんが歌い踊り、マエストロが指揮をしてオケが演奏します。不思議ですね。どうやってあわせてるんでしょう?マエストロがクリック音を?あまり想像できません。

 

 素人で考えられるのはマエストロがミクさんの踊りを見ているんじゃないか。ってことですね。つまり透過スクリーンのミクさんがいないと、うまく指揮ができないのではないでしょうか?しかしそんな理解はどうでもよく、あのネット音楽がオーケストラで演奏されていると考えると、じーんとくるものがありました。

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2016年3月24日 @Zepp Fukuoka

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 友人が博多に住んでいるので、遊びに行きがてら、一緒に観に行きました。友人は初音ミクのライブは初めてです。ワールドツアーの開始第1弾が福岡で、あまり地場ではないミクさんと思われましたが、若干のノリの違いはあったものの、見事なライブでした。あの曲をやってほしかった、とか様々ありますけど、長丁場のグローバルセットの開始と考えると、今回のは妥当じゃないでしょうか?

 先年の札幌で公開された例のアンコールがあり、またミクさんの演奏を見ることができましたw。

 友人はなかなか頭の処理が追いつかず、乗り切れていないようでした。その後飲んだんですけど、ずっと初音ミクの構造の話をされました。まぁなんというか、なかなか処理できない理由はそうだと思います。何せ初音ミクって因果律が高いものですから。なかなか偏に説明できないものです。

 

 思えば、僕もそんな時期ありました。今はもうそういうのに頭を使うのをやめました。面倒なのと、それだと、経験できるものが少なくなるからです。あとで「ああそうなんだな」となんとなく思えばいい話なんです。

 

 図書館に行って、ジャンルから本を探しに行くのか「こんなのもあるよ、こんなのもあるよ、ってレコメンドされて本を探すのの違いとでもいいましょうか。最近は音楽にはそういう態度で接してきている気がします。

 

 友人には「雑になった」と言われましたけどw。博多っ子ですからね、そういうこと言います。

中目黒、カセット専門店

Waltzと言うお店。カセット専門店があるというので行ってみました。

 

waltz | カセットテープ & レコード from 中目黒

 

 東急線中目黒駅から10分ちょっと。住宅地の中にあります。表通りからそんな遠くないので、迷うことはほとんどないでしょう。

 店内は中古レコードとカセット、カセットテープの再生装置(ラジカセ、ヘッドフォンステレオ)が並んでおります。僕自身、カセットにずっと凝っているのですが、専門店があるとは思ってもいませんでした。グーグル先生にふと検索をしてみると

 

 この店はこんなブログで、紹介がありました。

 

silly.amebahypes.com

 

 実店舗に行ってみると、確かにカセット、たくさんありました。気になるお値段は・・・。

 

結構します(笑)。

 

 どれもいい値段(2000円台〜3000円代後半)。掘り出し物を探さねば、かかるお金は青天井かもしれません。装置も確かに動作保証をある程度するとなれば、あのぐらいの価格になるのは致し方ないかもしれませんが、オークションで買って自分で整備する腕があれば、もっと安く済みます。でもね、そんなこと普通できないってのもわかります。なのでやっぱり買っていくんですね。みなさん。

 

 僕と同じ時間帯に入った若い方も、The Smithsのカセットと、P社のヘッドフォンステレオを購入していました。カセットで聞くThis Charming Manは最高だと思います。グッドラックです。

 

 カセットを買った後で知ったのですが、おそらくこの店にある在庫はほぼ、デッドストックの新品だと思います。ということからすれば、かなりリーズナブルとも言えます。

 

 僕が買ったのは、いずれもベスト盤。どうやら、ベスト盤は少し安価な模様。カセットって実際、アルバムなんて滅多に聞かないんですよね(笑)。神曲だけでいいって思いますもん。ウォークマンはそう言った神曲ばかり入ったカセット聞けるからみんないいって思っていたというところがあります。ただ、ものの価値というのは違っていて「オリジナルか、そうでないか」になります。まぁ、そんなこと言ったらカセットなんてコピー品なんだけど(笑)。

 

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 (購入したカセット、※ウォークマンは私物。いずれもとってもいい音でした)

 

 「カセットの魅力」って何でしょう?ってことなんですけど、何といっても「気軽に聞けるアナログ音源」ってことです。

 LPレコードってプレイヤーが大きいし、歩きながら聴くなんて絶対に不可能。今はディジタル全盛期なんですけど、アナログの音ってのは「格別」なものです。そういうのを持ち歩けたり、気軽に聴けるってのはカセットの良いところです。また、録音することが可能なカセットは、ディジタルしかない音源、ネット音楽なんかもアナログ化してくれます。こんな装置は今はカセットしかないと言ってもいいです。装置もそこそこリーズナブルに手に入ります。

 

 価値を感じているところは人それぞそれなので、10人に聞けば、10人違うことを言うんだと思いますけど、なんていうのか、価値を突き合わせるってことですね。そういうのができた気がします。